パナマ帽を作るための第1段階である素材の準備です。トキア(パナマ草)を刈り取り、そして乾燥させる手順です。
刈り取りから最後の仕上げまで、多くの方の手を渡りパナマ帽として製品となりますが、
どのモデルも途中の工程は同じで、人の手によって編み上げられるのです。

1:刈り取ったトキア(パナマ草)  2:まだ開いていないトキアの葉部分を手で広げ、専用の(メディーラと呼ばれている)道具で細かく裂いていきます。 
 3:元を残して上部を裂いた状態 4:この窯で茹であげる 
5:釜のお湯が煮立ったら裂き終わったトキアを投入  6:色が変わり、柔らかくなるまで煮る(暑い日には重労働の作業) 
7:茹であげたトキアを釜から出すのも重労働である 8:釜から出したトキアを吊るして乾燥させる  
9:日当たりもそこそこで風通しの良い場所に吊るして乾燥(刈り取った日本のイメージが強い様です) 10:乾燥が進むと、1枚1枚が丸まって細くなってくる 
 

次は第1段階で乾燥させた素材を編み込んでゆく手順です。
やはりすべて手で編み込まれますが、一番重要な点は素材一本一本の太さと、編み込む素材の本数です。素材が細く、本数が多くなればなるほどグレードの高いパナマハット(パナマ帽)となり、耐久性にも違いがでてきます。作業も細かくなる為、熟練した技術と多くの時間を費やす事になるのです。1つの製品が仕上がるまで1週間で仕上がる物もあれば、3か月・6カ月・9か月、それ以上時間を費やす製品もあるのです。パナマ帽1つの価格が100万円、200万円と言う価格で販売された物もありますが、作り上げるまでの相当な時間と労力を考えると、決して高いとは言えないのかもしれません・・・。日本でも熟練した職人さんが作る製品で値段を付ける事が出来ない物もあったりしますが、それと同じような感じでしょう。寂しい話ですが、どこの国も同じで 段々と後継者が少なくなってきているところもあるようです。


 
 11:すべて手で編み上げていきます。 12:スタイルによっては編み棒で編み上げるタイプもあります。 
13:グレードが上がると素材が細くなり、編み込み本数が増えるのです。  14:編み込みの密度も細かくなります。 
15:最初てっぺんから編み始めます。多くの時間を費やして1つのハットが編み上がるのです。 16:非常に細かい編み込み、本当に気の遠くなるような作業です。
 17:機械では無く、木製の作業台1つで静かに作業されています。 18:この手から一流品と呼ばれる製品が出来上がっているのです。
19と20の製品を見比べると素材一本一本の太さや密度の違いが分かると思います。 20
 21:草を継ぎ足しながら編み上げる為途中に草が飛び出していますが最後にカットされます 22:編み上がりは、アイテムによって1週間から9カ月時には1年以上かかる物もあります。 
 23:ここまでくると、芸術品作品です。  
 

最後は最終工程の仕上げまでです。②で編み上げられた製品に型をつける作業が施されますが、その前にナチュラルカラーだけでなく、ホワイトにする為に浸け込み作業が行われます。 

24:ホワイトにする為に液体に浸け込み漂白作業です。  25:浸け込み後は天日で乾かします。 
26:別色も裏返して天日干し。   27:干し終わると最初の成形、台にはめ込み作業が始まります。
28:テッペン部分を丁寧にアイロンがけ 29:テッペンが終わると固定し、ブリム部分の成形
 30:平に伸ばしながら広げます。 31:パナマハットのシワを伸ばしながら丁寧に、まさに職人芸 
32:使用しているアイロンは炭を入れて使用するタイプ。  33:手作りだからこその味わい、一点毎に違う個性
34:次はブリム周りの処理を行います。 35:プレス機で最後の仕上げ。  
36:パナマ帽が仕上がるまでに多くの手と時間を費やしています。   37:最後にインナーバンドなど細かいパーツを縫い付けて完成です。
   
 
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